【Maya&MMD】うちゅーの☆ふぁんたじーの動画を詳しく【ネタバレ注意】
この記事では、現在Mayaでレンダリング中の
うちゅーの☆ふぁんたじーの動画の制作過程を
詳しく紹介していきたいと思います
今回も、がっつり3DCG系なので
分からない事がある場合は
検索してください
まずは前回と同じく、今回使用する
フランモデルとレミリアモデルを読み込み
モーションを流し込みABCで書き出します
そして、そのABCをMayaで読み込みます
今回はアニメーションなので
FPSを変更しました
ウィンドウ>設定/プリファレンス>プリファレンス ウィンドウの中の
設定タブ>時間(多分24fpsになってると思います)
ABC出力する時に、大体の人は30fpsで出力すると思うので
ここを30fpsにします
保存すると初期フレームが1.25になっていると思います
私もよく分かってないのですが
ABCなら特に問題は無い筈なので
放置で良いと思います
次にレミリアの羽とリボン問題ですが
私も最初は詰まりました
ライティングの両面ライティングのチェックを外していると
リボンと羽の片側が暗くなってしまいます
レンダリングしてみると羽とリボンの表示がおかしくなっています
これは二重ポリゴンによるもので、
ポリゴンが重なっていると、ポリゴンがチラつくという現象です
少しでもポリゴン同士が離れていればチラつきは起きません
今回は、重なってても意味が無いので片面消しちゃいます
他に方法ありそうですが、今回は手動で消します
まずは羽から
ビューポート上で右クリック長押し>フェースを選び
羽の部分のフェースのどこか一つをダブルクリック
そうすると繋がっているフェース全てが選択されると思います
同じように他の部分も選択します
Shift押しながら同じようにダブルクリックをして
全て選択します
選択出来たらDeleteキーを押して消去します
消去出来たら一度レンダリングして正常に描写されているか確認しましょう
レンダリングをしてチラつきが無い
綺麗な状態になっていたら完了です
同じようにもう片方もやっておきます
次にリボンですが
リボンも全く同じ様に出来ます
同じように全てのフェースを選択したらDeleteキーで消します
レンダリングして綺麗になっていたら完了です
リボンの下の線の部分は別オブジェクト扱いなので
そこも同じようにフェースを片面消しておきます
前に一度だけあったのですが
フェースを消すと、消した部分の残った片面が
ちゃんとアニメーションされないということがありました
詳しい原因は分からないのですが
私の場合、ポリゴンの表面
(両面ライティングオフの状態で暗くなってない方)
を選択して消すとしっかりアニメーションされました
これでレミリアの羽とリボンのチラつきがなくなりました
次にちょっと詰まった材質も説明します
まずレミリアの目ですが
ABC書きだした時に
一緒に書き出される
eye.pngテクスチャを使用します
フランは眉毛や口内のテクスチャをそのまま使えたので
すんなり行けましたが
レミリアの場合は目のテクスチャが分かれてるみたいなので
このテクスチャを使います
まぁUVの編集が出来るなら
詰まらないと思いますけど・・・
次に羽の黒い部分です
黒い羽に薄い線が入ってる様な見た目になったことがあります
そうなりそれが気になる場合は
さっきと同じように(テクスチャ付けたら)羽の灰色の部分を選択します
そして、メッシュ>抽出をクリックします
もしそれで分離が出来ない場合は
横の□をクリックして
抽出したフェースの分離のチェックを入れます
そうすると選択した所と黒い所が別々のオブジェクトになります
後は黒い部分に黒色の別のマテリアルを割り当てれば完成です
オブジェクトをフェースで分離するのは他にも色々なことに使えます
わざわざオブジェクト分けなくても
フェースに直接マテリアルを割り当てることが出来るので
ここまでする必要なかったかもしれませんね
次にレンダリングする時に
私が詰まった事について少し書いておきます
最近私はV-Rayと言うものを使っているんですが
前まではMental Rayだった為色々なところで
詰まりました
まずV-Ray Sun and Skyについて
レンダー設定を開き
VRayタブの中にあるV-Ray Sun and Skyですが
使用する場合、ちょっと一手間掛かります
まず、アウトライナやビューポートの上にある一番左のアイコンで
カメラを選択します
そして、アトリビュート>VRay>Physical cameraのチェックを入れます
そうすると、アトリビュートの一番下に
Extra VRay Attributesが出てくると思います
広げると一番上に
Treat as VRay Physical cameraという項目があると思うので
それのチェックを入れます
こうしないと、白飛びしているような変な感じになります
チェック入れてない状態
チェック入ってる状態
次に出力画像について
VRayはMental Rayと違い、Animation項目で
(Animationにチェック入れて)
範囲を指定すれば、通常のレンダリングでも
(連番)画像を出力してくれます
ですが、出力された画像が何か暗く感じるという人は多い筈です
何故か分からないですが
実際Mayaのレンダービューで表示されている画像と
出力される画像は明るさがちょっと違います
これの解決方法は、出力された画像を
他のソフトで明るくするか
レンダリングする時に出力画像が暗くなる分
明るさを明るくするかのどちらかです
レンダリング時に明るさを変更する場合は
レンダー設定のVRayタブの中の
Color mappingの中にあるGammaの値を変更しましょう
Gammaが1.000になっている場合は2.200に
2.200になっていて明るさが変わらない場合は
Modeの所を一番上の
Color mapping and gammaに変えます
これで出力される画像の明るさが調度良くなったと思います
明るい、暗いという場合はここで明るさを変えるのもいいと思います
如何でしたでしょうか
現在レンダリング完了しているのは7010フレーム中2929フレームです
まだ投稿まで結構掛かりそうですが
投稿したら是非見てください
それでは今回はこの辺りで
最後まで読んでいただきありがとうございました!
2015/12/1 動画投稿しました!
レンダリング時間は多分720時間位
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27707603
うちゅーの☆ふぁんたじーの動画の制作過程を
詳しく紹介していきたいと思います
今回も、がっつり3DCG系なので
分からない事がある場合は
検索してください
まずは前回と同じく、今回使用する
フランモデルとレミリアモデルを読み込み
モーションを流し込みABCで書き出します
そして、そのABCをMayaで読み込みます
今回はアニメーションなので
FPSを変更しました
ウィンドウ>設定/プリファレンス>プリファレンス ウィンドウの中の
設定タブ>時間(多分24fpsになってると思います)
ABC出力する時に、大体の人は30fpsで出力すると思うので
ここを30fpsにします
保存すると初期フレームが1.25になっていると思います
私もよく分かってないのですが
ABCなら特に問題は無い筈なので
放置で良いと思います
次にレミリアの羽とリボン問題ですが
私も最初は詰まりました
ライティングの両面ライティングのチェックを外していると
リボンと羽の片側が暗くなってしまいます
レンダリングしてみると羽とリボンの表示がおかしくなっています
これは二重ポリゴンによるもので、
ポリゴンが重なっていると、ポリゴンがチラつくという現象です
少しでもポリゴン同士が離れていればチラつきは起きません
今回は、重なってても意味が無いので片面消しちゃいます
他に方法ありそうですが、今回は手動で消します
まずは羽から
ビューポート上で右クリック長押し>フェースを選び
羽の部分のフェースのどこか一つをダブルクリック
そうすると繋がっているフェース全てが選択されると思います
同じように他の部分も選択します
Shift押しながら同じようにダブルクリックをして
全て選択します
選択出来たらDeleteキーを押して消去します
消去出来たら一度レンダリングして正常に描写されているか確認しましょう
レンダリングをしてチラつきが無い
綺麗な状態になっていたら完了です
同じようにもう片方もやっておきます
次にリボンですが
リボンも全く同じ様に出来ます
同じように全てのフェースを選択したらDeleteキーで消します
レンダリングして綺麗になっていたら完了です
リボンの下の線の部分は別オブジェクト扱いなので
そこも同じようにフェースを片面消しておきます
前に一度だけあったのですが
フェースを消すと、消した部分の残った片面が
ちゃんとアニメーションされないということがありました
詳しい原因は分からないのですが
私の場合、ポリゴンの表面
(両面ライティングオフの状態で暗くなってない方)
を選択して消すとしっかりアニメーションされました
これでレミリアの羽とリボンのチラつきがなくなりました
次にちょっと詰まった材質も説明します
まずレミリアの目ですが
ABC書きだした時に
一緒に書き出される
eye.pngテクスチャを使用します
フランは眉毛や口内のテクスチャをそのまま使えたので
すんなり行けましたが
レミリアの場合は目のテクスチャが分かれてるみたいなので
このテクスチャを使います
まぁUVの編集が出来るなら
詰まらないと思いますけど・・・
次に羽の黒い部分です
黒い羽に薄い線が入ってる様な見た目になったことがあります
そうなりそれが気になる場合は
さっきと同じように(テクスチャ付けたら)羽の灰色の部分を選択します
そして、メッシュ>抽出をクリックします
もしそれで分離が出来ない場合は
横の□をクリックして
抽出したフェースの分離のチェックを入れます
そうすると選択した所と黒い所が別々のオブジェクトになります
後は黒い部分に黒色の別のマテリアルを割り当てれば完成です
オブジェクトをフェースで分離するのは他にも色々なことに使えます
わざわざオブジェクト分けなくても
フェースに直接マテリアルを割り当てることが出来るので
ここまでする必要なかったかもしれませんね
次にレンダリングする時に
私が詰まった事について少し書いておきます
最近私はV-Rayと言うものを使っているんですが
前まではMental Rayだった為色々なところで
詰まりました
まずV-Ray Sun and Skyについて
レンダー設定を開き
VRayタブの中にあるV-Ray Sun and Skyですが
使用する場合、ちょっと一手間掛かります
まず、アウトライナやビューポートの上にある一番左のアイコンで
カメラを選択します
そして、アトリビュート>VRay>Physical cameraのチェックを入れます
そうすると、アトリビュートの一番下に
Extra VRay Attributesが出てくると思います
広げると一番上に
Treat as VRay Physical cameraという項目があると思うので
それのチェックを入れます
こうしないと、白飛びしているような変な感じになります
チェック入れてない状態
チェック入ってる状態
次に出力画像について
VRayはMental Rayと違い、Animation項目で
(Animationにチェック入れて)
範囲を指定すれば、通常のレンダリングでも
(連番)画像を出力してくれます
ですが、出力された画像が何か暗く感じるという人は多い筈です
何故か分からないですが
実際Mayaのレンダービューで表示されている画像と
出力される画像は明るさがちょっと違います
これの解決方法は、出力された画像を
他のソフトで明るくするか
レンダリングする時に出力画像が暗くなる分
明るさを明るくするかのどちらかです
レンダリング時に明るさを変更する場合は
レンダー設定のVRayタブの中の
Color mappingの中にあるGammaの値を変更しましょう
Gammaが1.000になっている場合は2.200に
2.200になっていて明るさが変わらない場合は
Modeの所を一番上の
Color mapping and gammaに変えます
これで出力される画像の明るさが調度良くなったと思います
明るい、暗いという場合はここで明るさを変えるのもいいと思います
如何でしたでしょうか
現在レンダリング完了しているのは7010フレーム中2929フレームです
まだ投稿まで結構掛かりそうですが
投稿したら是非見てください
それでは今回はこの辺りで
最後まで読んでいただきありがとうございました!
2015/12/1 動画投稿しました!
レンダリング時間は多分720時間位
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27707603
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